【2023/10/26(木)活動報告@池袋えびすの郷】
まりこです。
今日は、介護老人保健施設『池袋えびすの郷』の4階での活動です。上着からコートへと季節が移りかわってきました。涼やかな晩秋の朝です。
今回はリーダーのケニーさん、アシスタントの私まりこの二人だけの活動でした。こちらの施設は大規模でフロア毎の開催なのですが、いつもご参加者が多いので、どうしたら皆さまに楽しんでいただけるかを相談しながら施設まで歩き、また控室で準備をすすめました。
今回のご参加者とお会いするのは2か月ぶりなので、私たちのことを覚えていてくださるかしら…などと考えていましたが、フロアに入ると「前にも来てくれたわよね!」「タンゴのひとたちでしょ!」などと、嬉しい声があがりました。
お一人ずつにご挨拶したのち、いつものようにケニーさんのストレッチと手タンゴからスタートしました。リズム体操ではちょっと難しい手拍子と腕を伸ばす動作の組み合わせ、少し苦労しながらチャレンジしてくださいました。手が難しい方は足でリズムを踏んでくださったりして、「みんな一緒にいる」幸せな時間が広がりました。
嬉しいことがありました!抱擁、ハグのことをスペイン語で何というか、覚えていてくださる方がいらっしゃいました。いつも参加してくださるとてもエレガントな女性が、しっかりした声で「アブラッソ!」と答えてくださいました。嬉しいなあ。
みなさんが大好きな曲は「ラ・クンパルシータ」。この曲知っているという方々が手を挙げてワンフレーズ口ずさんでくださいました。ちょっと難しいリズム体操も、大好きな曲にのせて明るくすすみました。
休憩時間にタンゴダンスを見ていただきましたが、こちらの施設の方はとっても褒めるのがお上手。「素敵だったわよ」「スタイルいいわね」などと褒めてくださるので、タンゴの練習ももっと頑張ろうと思ったまりこでした(笑)。
ケニーさんと二人だけ、の様子をみて、施設のスタッフの方や面会に来ていた家族の方も中に入って参加してくださいました。ありがとうございます!おかげさまで歩ける方とは歩いて、立てる方とは立ち上がってステップを踏むことができました。また、お誕生月が9月と10月という方が3名いらっしゃったので、全員でバースデーソングを歌い、お一人ずつケニーさんとバースデータンゴを踊っていただきました。「今回はもう何度も祝ってもらっているのよ…」と少し照れながら、踊っているときは緊張したお顔だったのが踊り終わったときの嬉しそうな幸せそうな表情はいつも私たちも幸せにしてくれます。
そんな様子を見て、ひとりの女性が少し目を潤ませながら「音楽の力ね」と呟かれました。皆さまの表情の変化を見ているとその通りだと感じます。単に音楽を聴いているだけでなく、タンゴセラピーに参加して、音楽の中に入っている…そんな喜びを感じて頂けて本当によかったです。
最後の「タンゴセラピー体操」は、全員で心を合わせて楽しく締めくくることができました。決めポーズはいつも参加してくださる明るい女性ご入居者の提案をもとに「タンゴのアブラッソのポーズ」。女性は右手を男性は左手を上げて、反対の手で前にいるパートナーを抱く、ダンスのポーズです。左右あたふたしながらも楽しく締めくくることができました。そして最後のご挨拶では多くの皆さまとアブラッソ(抱擁)でご挨拶することができました。「また来てね!」の声に見送られて、フロアを後にしました。
帰りがけにスタッフの方が「こんなに明るい表情のご入居者を見ることは滅多にないんですよ」と教えてくださいました。
ご参加下さいましたご入居者の皆さま、スタッフの皆さま、幸せな時間をありがとうございました!
活動プログラム
* 自己紹介
* ストレッチ
* 手タンゴ
* リズムエクササイズ
*バースデーソング
* 休憩時間 デモンストレーション(ケニー&まりこ)
* ステップ練習
* ダンスタイム
* タンゴセラピー体操
* アブラッソタイム
* ご挨拶
第8回
・入居者様参加者 20名(車椅子ご利用者12名)
・ボランティア2名
リ−ダ−:ケニー
アシスタント:まりこ
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