タンゴセラピーとは
タンゴセラピーは、アルゼンチンタンゴの特徴を用いた心身の両面をケアすることのできるセラピーです。タンゴの独特のステップが加齢とともに弱くなりがちな脚の筋力やバランス感覚を鍛え、ペアでのダンスが自信や安心感につながります。
また、タンゴにおいて最も大切なアブラッソ
(抱擁)でのふれあいによって、「幸せホルモン」ともいわれる“オキシトシン”が分泌されます。
タンゴセラピーには心身ともに様々な効果があることが、研究から報告されています。
01
タンゴのステップで
バランス力アップ
タンゴは前後左右に歩く踊りです。特に後方への歩きは足首の可動域の増加につながり、第2の心臓ともいわれるふくらはぎの筋肉を効果的に使うことができます。また、タンゴで大切な「脚を閉じる」という動きは、年齢と共に弱くなりがちな内転筋の筋力アップにつながります。
これらのペアでの動きが他のどのエクササイズよりも、パーキンソン病患者に見られる体のバランスが取りにくくなる症状を改善させることができるという研究結果も発表されています。
出典 : Hackney, M.E., Eantorovich, S., Levin, R., Earhart, G.M. (2007). Effects of tango on functional mobility in Parkinson’s disease a preliminary study. Journal of Neurologic Physical Therapy, 31(4),
173-179.
02
ゆったりとした音楽に
合わせてリラックス
タンゴの音楽は歩くスピードに合わせやすい曲が多く、クラシックな楽器の音色でリラックスしながら、リズムに合わせて動き、そして歩くことができます。
このリズム運動は、「セロトニン」の分泌を促進、精神を安定させる可能性が認められています。
また、高齢の方にとっては青春時代にタンゴ音楽が流行していたことなどから、若い頃の事や、その時の感情を思い出すこと(回想法)にもつながることが期待できます。
出典 : 大森病院臨床検査部(2014). 幸せホルモン「セロトニン」 東邦大学医療センター
03
アブラッソ(抱擁)で
幸せホルモン分泌
タンゴにおいて最も大切なのがアブラッソ。スペイン語で「抱擁」という意味で、ペアの相手と手を取り合って組むことを言います。このアブラッソでのふれあいにより「幸せホルモン」といわれる“オキシトシン”が分泌されます。
このホルモンには、身体の免疫力アップ、ストレスの緩和、心臓の機能の向上、モチベーションの向上などの効果があると、様々な研究から実証されています。
出典 :Muhammad, A.A., Sugandi, L. S., Netty D. P. (2018). Effectiveness of Hugging in Reducing Depression and The Feeling of Powerlessness in The Affected Adolescents. Universitas Mulawarman, Samarinda, East Kalimantan Mid-International Conference of Public Health2 Conference paper.
私たちは、タンゴセラピーを通じてさまざまな社会課題の解決を目指しています。
寝たきり高齢者を
減少させる
活動を通じて施設利用者様や入居者さまのモチベーションを高め、近年増加傾向にある寝たきり高齢者の減少を目指します。
希薄化が進む地域交流
多世代交流を促進する
どの年代でも一緒に楽しめるタンゴセラピーを通じて、ボランティア活動を推進し、地域交流・多世代交流を促進します。
在日外国人との自然な
交流を作る
ユネスコ無形文化遺産でもある「アルゼンチンタンゴ」は、言葉のいらないコミュニケーション。
国籍の壁を超えて人と人、心と心を繋げます。
タンゴなど踊ったことがないし大丈夫なのかという不安とどんなものなのかという好奇心。 ドキドキの初体験でした。 初めての活動の帰り道なんとも言えない幸福感そして、ほっこりとした温かい気持ち。『何!この感じ~!』っと感動したのを今でもはっきり覚えています。 何度かお手伝いさせて頂きセラピスト養成講座を受講しセラピストに。セラピストになって初めての活動では、もの凄く緊張しましたが、人生の大先輩に「ありがとう」って笑顔で言って貰えてアブラッソで温かさを感じて、ほっこりして帰路につける。そして、元気と頑張る勇気を頂ける。 タンゴセラピーは、私自身をも癒してくれているそんな存在だと感じています。
奈良県 まさみさん
「ああ、今日も来てよかった」とタンゴセラピーに参加するたびに思います。 帰り道はいつも、来たときよりも、心と体が温かくなっています。 「また来てね」と手を握ってくださる方、 飛び跳ねて全身で楽しさを表す方、 笑顔でぎゅーっとアブラッソしてくれる方。 みなさんの優しさに触れ、自分が笑顔満面になっているのがわかります。 セラピストの仲間の姿から学ぶことも多く、 このコミュニティで活動できることにも感謝しています。 長く続けていきたい、そう思っています。
東京都 えみさん
タンゴセラピーに参加される方は、とても楽しそうに時間を過ごし、幸せそうです。それだけでなく、実は私自身もとても幸せな気持ちになっています。なぜなら、参加されている方が心からタンゴを楽しんでくれているからです。 更には、活動をしていると、感動的な場面に出会うこともあります。 例えば、普段、車椅子を利用している方が、タンゴを踊ろうと、一生懸命に立とうと頑張る姿を見て、ご家族の方や介護施設の方が感動して涙を流す場面がありました。そんなときは、こちらまで、胸が熱くなります。 私も、これからも幸せを感じながら、タンゴセラピーの活動を続けていきたいと思っています。
愛知県 ゆうすけさん
参加者の方にもボランティアの方にも安心してご参加いただくために、安全を重視した活動を行っています。
介護の経験がなくても参加できますか?
はい、ご参加いただけます。セラピストリーダーがそれぞれに合った役割を割り振りますのでご安心ください。
たとえば、椅子に座ったまま手だけでもタンゴセラピーは行えます。
また、目を合わせておしゃべりするだけでも十分なセラピーになります。
タンゴ初心者ですが参加できますか?
はい。ご参加いただけます。タンゴ経験者はもちろん、初心者の方、未経験の方もご参加いただけます。女性の方もリードをすることになります。安全第一で、思いやりを持って接する事がこの活動で一番大切な事です。タンゴの技術は少しずつ学びましょう。
Argentine
Tango
アルゼンチンタンゴの魅力
アルゼンチンタンゴは、音楽と踊りからなる、2009年にユネスコ無形文化遺産に登録された歴史ある文化です。アルゼンチンとウルグアイの間に流れる、ラプラタ川沿いの港町、ブエノスアイレス、そしてモンテビデオで約130年前に、移民者により生まれたと言われています。
日本では、 1987年、ブロードウェイで大ヒットを続けていた「タンゴ・アルゼンチーノ」が上演され、その後徐々に日本でもタンゴダンスが普及しました。 タンゴは音楽に合わせ男女がアブラッソ(抱擁)し踊ります。男性は音楽を感じ女性に伝え、女性は男性のリードを感じるまま踊ります。《 言葉のないコミュニケーション 》を行うタンゴは、国籍や世代を超え、様々な人が共に「今」というひと時に夢中になれる魅力があります。
アルゼンチンタンゴ教室
タンゴソル日本橋
事務所を登録させていただいています
〒103-0027
東京都中央区日本橋3-8-3
日本橋通りビル8F
TEL : 03-6325-2591
Studio TANGUERA
教室にチラシを設置いただいています
〒104-0061
東京都中央区銀座6丁目13−7
TEL : 03−3547−6190
名古屋アルゼンチンタンゴクラブ
教室にチラシを設置いただいています
〒461-0005
愛知県名古屋市東区東桜2-22-35藤井ビル2F
TEL : 052-935-7533
Studio RITMO
教室にチラシを設置いただいています
〒114-0015
東京都北区中里1丁目9-7
駒込和装学院ビル1F
TEL : 03-6874-2430
Studio Caminito
教室にチラシを設置いただいています
〒105-0011
東京都港区芝公園2丁目2−10
Studio Chique
教室にチラシを設置いただいています
〒160-0011
東京都新宿区若葉1丁目1-1
飲食店・その他
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