【2023/11/23(木)活動報告@池袋えびすの郷】
まりこです。
下板橋にある介護老人保険施設に行ってきました。こちらの施設は大規模で、フロア毎の開催となります。今日は4階(4丁目、と呼ばれています)での活動です。
今日は初参加のボランティアメンバーが3名も来てくださいました。ハンズオン東京より中国出身のしずかさんとリリーさん、そしてタンゴ愛好者でとてもエレガントなのに親しみやすいともみさん。リーダーのケニーさんと私まりこを加え、総勢5名での活動です。リリーさんは音楽大学で作曲を学んでいる穏やかできりっとした学生さん。しずかさんは明るく活発な学生さんで、東京の桜がとても美しくて感動した話をしてくださいました。
いつものようにケニーさんからの丁寧な安全レクチャーのあと、フロアに到着すると、20名を超えるご入居者さまが輪になって椅子を並べて座られていました。2か月ぶりでしたが、私たちのことを覚えていて、声をかけてくださり嬉しくなりました。
いつものようにストレッチ体操からお隣同士で手をつなぐ「手タンゴ」へ。比較的男性ご利用さまの多いこちらの施設ですが、男性の方も積極的に参加してくださいました。ボランティアメンバーが5名もいるので、リズム体操の「ハイタッチ」も、たくさん楽しめます。いろいろ話しかけてくださる方も多いので、手を取ってお話を伺う時間もとることができました。「昔、ダンスをしていたのよ」「テレビでタンゴのダンスを見たの」「曲名は『ラ・クンパルシータ』しか知らないけれど聞き覚えのある曲ばかりだわ」…もちろんダンスのことばかりでなく、「痛み」の話もたくさん伺います。痛いところに手を当ててアブラッソ(スペイン語で抱擁の意味です)
で揺れているだけで、お互いに癒されるように感じました。
お誕生月の方が3名いらっしゃったので、声を合わせて「ハッピーバースデー」を歌い、休憩タイムにはお祝いにケニーさんとともみさんのダンスをプレゼントしました。いつも涙を流して喜んでくださる女性がいらっしゃるのですが、今回も涙ぐみながら大きな拍手と小声で「ブラボー」を送ってくださいました。
ダンスタイムにはいつものステップを座位のまま、あるいは立ち上がって足踏みで参加してくださる方もいらっしゃり、チャレンジする姿にはいつもながら心を揺さぶられます。
最後の「タンゴセラピー体操」、決めポーズは皆さまに考えていただくのですが、今回はリリーさん提案の「ハート❤」とご入居者の明るい女性の「アブラッソ」を組み合わせたポーズに決まりました。もちろん、バッチリでした。
そして最後、おひとりずつと「アブラッソ」でご挨拶をして手を振りながらサロンをあとにしました。
終了後、リリーさんとしずかさんからは「とても楽しかったし、ご入居者の方々がとてもやさしかった。故郷のおばあさんのことを思い出しました。また参加します」、ともみさんからは「とても楽しかったし、自分の方が癒されました。ずっと気になっていたけれどちょっと敷居が高かった『タンゴセラピー』に参加できてよかったです」との感想をいただきました。
今回はご参加者が多かったので、ぐるりと輪になったその輪に切れ目がなくて、私たちが何人かのご入居者さまにお尻を向けてしまった時に、陽気なご入居者男性が笑いながらおっしゃったのが冒頭のご発言でした。みんなで笑い、緊張がとけました。
ご参加くださった皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました!
活動プログラム
* 自己紹介
* ストレッチ
* 手タンゴ
* リズムエクササイズ
*バースデーソング、タンゴダンスデモ(ケニー&ともみ)
* ステップ練習
* ダンスタイム
* タンゴセラピー体操
* アブラッソタイム
* ご挨拶
第10回
・入居者様参加者 28名(車椅子ご利用者15名)
・ボランティア5名
リ−ダ−:ケニーさん
ボランティア:ともみさん、まりこ
Hands-on東京より
・リリーさん、しずかさん(中国出身)
次回の活動は12月14日(木)(午前)となります。
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