【2023/12/7(木)活動報告@音羽えびすの郷】
今回は、江戸川橋にある介護老人保健施設「音羽えびすの郷」へ。リーダーのケニーさんと私まりこ、二人での活動です。12月はお忙しい方が多いせいか、参加されるボランティアが少ないみたいです。ボランティアの方が参加しやすい仕組みを工夫できたらいいですね、と話しながら施設に向かいました。
こちらは大規模な施設で、5フロアもあります。フロア毎の開催なので、前回お会いした時から2か月くらい経ってしまいました。今回はクリスマスシーズンなので、サンタさんの帽子で気合を入れてクリスマスソングに乗って6階に向かうと、懐かしい皆さまが輪になって私たちを迎えてくださいました。しかも全員がサンタ帽をかぶって!「サンタの国のタンゴセラピー」です!
いつものようにお一人ずつにご挨拶、輪に並びきれず二列目に座っていらっしゃる方までおられ、今日は盛況です、ストレッチから手タンゴ、手拍子・足拍子のリズム体操とクリスマスソングも織り交ぜてプログラムが進みます。このあたりから、皆さまの表情が生き生きと輝きはじめるのです。
お嬢さまと一緒にタンゴを踊ったことがある、とおっしゃる女性がいらっしゃいました。「派手目なアクセサリー着けてね(笑)、ラ・クンパルシータ、知っているわ!」
ちょっとうつむいている女性の方がいらっしゃいました。あまりご気分が乗らないのかな、と思ってお声をかけると「今日は嬉しくてね」と小さな声で少し涙ぐんで話してくださいました。途中で咳き込んでしまった方も、スタッフの方が寄り添うと「大丈夫、大丈夫」と笑ってくださいました。
以前「昔はウインナワルツを踊っていたんだ」と話してくださった男性の方は社交ダンスのホールドで私を待っていてくださいました。今日は立ち上がるのはやめておく、とおっしゃるので一緒に座位のままアブラッソでリズムを取っていたのですが「ワルツじゃなくてごめんなさい」と申し上げると「いいんだ、いいんだ」と笑ってくださいました。私の力では立ち上がっていただくのは難しかったけれど、そのあとケニーさんがお誘いして、立ち上がってアブラッソで踊っていただけました。ワルツではなかったですけれど、よかった…嬉しくなりました。
今回はお誕生月の方が4人もいらっしゃったので、声を合わせてバースデーソングを歌い、休憩時間にはケニーさんと私で1曲踊らせていただきました。
いつも驚くのはプログラムの最初と最後ではほとんど全員の方の表情がすっかり変わっていることです。最後のアブラッソでご挨拶するときは、優しく柔らかい表情や楽しそうな生き生きとした表情を見せていただくことができて、ここに一緒に居られる幸せを感じました。
今回も施設のスタッフの方が大勢で、しかもサンタさんやトナカイの衣装を身に着けて積極的にご参加くださいました。とてもお忙しいお仕事の中、本当にありがとうございました。ご参加くださったすべての皆さま、ありがとうございました!!!
活動プログラム
* お一人ずつとご挨拶
* ストレッチ
* 手タンゴ
* リズム運動
* バースデーソング
* 休憩 (ダンスデモ ケニー&まりこ)
* ステップ練習
* ダンスタイム (クリスマスソングも織り交ぜて)
* アブラッソでご挨拶
第16回
入所者さま参加者 22名、(車椅子の方14名)
リーダー : ケニー
アシスタント:まりこ
次回の活動は12月21日(木)となります。
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