2023.04.20
活動報告デイサービスオンライン
【2023/4/20(木)活動報告@音羽えびすの郷】
〜私は、男役も女役もできるのよ〜 ずっとダンスをされていたご利用者様より
ケニーです。
今回、介護老人保健施設では2施設目となる、『音羽えびすの郷』へ、タンゴセラピスト修了生のあきさんといってきました!
こちらの施設は、午前中からアクティビティーをしているとのことで、10時半からのスタート!他の施設は全てお昼過ぎからだったので、この時間からの活動はとても新鮮でした。
施設に到着し、あきさんと内容の確認をしてから会場へ行くと皆さん準備万端で待っていてくださいました。
そして初めての活動ということもあり、こちらの施設をご紹介くださった、文京区ボランティアセンターのご担当者の方もお二人ご参加くださいました。
最初は少し場に緊張感があったので、タンゴのお話をしていると、なんと殆どの方がタンゴの曲を聴いていたことがあると言われ、中には、「私は男役も女役も全部できるわよ!」と立ち上がって言ってくださった方もいて、みなさんとても積極的だなと、活動開始すぐに感じました。
もう少し皆さんとの距離感を近めたいと思い、最初のストレッチは、手を繋いで行い、そのまま手を繋げたまま手タンゴを行いました。手をつなぐと、みなさんのコミュニケーションがすぐに活性化します。「あなた手が温かいわね〜」「あなたは冷たい手してるわ、心が温かいのよ」といった感じです。
そのあとはリズム運動へ。職員さんも手伝ってくださって、ステップ練習を使ってリズムを取るようにして、できる方は私たちや職員さんと、手を取って足踏みをし、音楽に合わせてリズムを一緒に取るようにしました。
そして、会場の空気がだんだん熱気に包まれてきたので、一休みのため私とあきさんで一曲踊ると、それをみていたお一人の方が、「私も踊りたいわ、私なんでも踊れるから」と立ち上がられ、その方とも一緒に踊りました。そして、その方の積極的な姿勢に感化されたかのように、その後のダンスタイムは、車椅子をご利用されていて、普段は立ち上がることが殆どないと言われていた方も、「私も踊りたい!」と言ってくださり、しっかりとした足取りで、音楽に合わせて一緒に歩くことができ、職員さんも驚かれていました。
最後のアブラッソタイムでは、感極まっていらっしゃる方も何人もいらっしゃり、私も少し興奮状態になっていました。
活動後に職員さんに感想を聞いたのですが、「これはレクというよりもリハビリに本当にいいですね!」と言ってくださいました。介護老人保健施設は、元々退院後の自宅生活のためのリハビリ施設ですので、そのためにタンゴセラピーが役に立てるのは本当に嬉しいことです。
海外では、病院などで治療の一環、または治療の補助的に使われていることもあるタンゴセラピー、こうして、リハビリ施設でたくさんの方に見ていただくことで、いつか必ず、日本でもタンゴセラピーがリハビリとして使われるようになると思いました。
ご参加下さいましたご入居者の皆様、スタッフ様、そして、あきさん、ありがとうございました!
第1回
・入居者様参加者 18名
リ−ダ−
ケニー
アシスタント
あきさん
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