【2023/8/17(木)活動報告@音羽えびすの郷】
本日は9回目の活動となる介護老人保健施設『音羽えびすの郷』へ、リーダーのケニーさんとアシスタントの私まりこ、ハンズオン東京からはおなじみのインド出身の高校生のアンジャリさんが参加してくださいました。
今日も猛暑の中、江戸川橋駅の待ち合わせには、団扇であおぎながら涼しげな顔で現れたアンジャリさん。実はアンジャリさんが来る前にケニーさんと「やさしいヒンディー語講座」の復習をしていました。「アケセーホ?(元気?)」に、アンジャリさんは嬉しそうに「メティク フゥン(元気です)」と返してくださいました。
こちらは規模の大きな施設なので、フロア毎のご参加となります。ですので、月に2回お伺いしていても、前回お会いしたのはかれこれ2か月前。それでも、覚えていてくださる方もいらっしゃって、嬉しかったです。
まずはお一人ずつに自己紹介をしてから、いつものストレッチのスタート。硬い表情だったご入居者も、ストレッチ体操から手タンゴへと、お隣の方と手をつないで、だんだん表情がほぐれて、笑いや笑顔が見られるようになりました。足が痛いとおっしゃっていた方も、音楽を聴いたらご自分から立ち上がってくださったり、嬉しい驚きがつづきました。
「ラ・クンパルシータ!」ご入居者さまが曲名を当ててくださいました。そうです、その通り!昔からタンゴが大好きでよく聴いていたとおっしゃるご入居者さまでした。
今回は、肘をとって踊るのではなく、タンゴのアブラッソ(抱擁)でタンゴらしく素敵に踊ることを目標に、ケニーさんが組み方を丁寧にご説明しました。男性ご利用者さまのひとりが、座位のまま、しっかりとした社交ダンスのポーズを見せてくださいました。
「社交ダンスを踊っていらしたのですか?」とお尋ねすると、「僕はウインナワルツをやっていたんだ」と話してくださいました。すごい!!!ウインナワルツ!!!
立位で出来る方、座位の方、車椅子の方それぞれご自身に合ったやり方でリズムを取りながらステップを踏んでいらっしゃいました。足の痛い方も、両手でリズミカルに楽しんでくださいました。
8月生まれの方がおひとりいらっしゃいました。全員でハッピーバースデーの歌をプレゼントして、タンゴダンスデモも見ていただきました。
恒例「タンゴセラピー体操」の最後の決めポーズは、皆さんに提案していただくことにしているのですが、おひとりのご利用者さまが、さきほど一緒に練習した「タンゴの組み方=アブラッソのポーズ」を提案してくださり、男性パターン・女性パターンそれぞれに練習して、皆さんとチャレンジしてみました。ばっちり決まりました!
そして皆さんとアブラッソでご挨拶をして終わりなのですが、今回は「ダーニャワードゥ(ありがとう)」を全員で練習して、インドから来た高校生のアンジャリさんに感謝の気持ちを伝えました。国も言葉も年齢の壁も超えて音楽に合わせて手を繋いで笑顔で踊って、とても素敵な特別なコミュニケーションだと嬉しく感じました。
ご参加くださったご入居者の皆さま、ボランティアのアンジャリさん、スタッフの皆さま、ありがとうございました!
活動ブログラム
・対面ご挨拶
・ストレッチ
・手タンゴ
・リズム運動
・休憩(ハッピーバースデーの歌、デモ:ケニー&まりこ)
・ステップ練習
・ダンスタイム
・アブラッソでご挨拶「ダーニャワードゥ(ありがとう)」
第9回
・入所者さま参加者 18名、(車椅子の方8名)
リ−ダ−:ケニー
アシスタント:まりこ
Hands-on 東京より:アンジャリさん(インド)
次回の活動は9月7日(木)となります。
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