【2023/8/24(木)活動報告@池袋えびすの郷】
まりこです。
今日は、介護老人保健施設『池袋えびすの郷』での4回目、2週間ぶりの訪問です。リーダーのケニーさんとかよさん、私まりこに加え、東京で休暇中の奈良の「のぶさん」が参加してくれました。今回はハンズオン東京からの若者の参加がなかったので「大人チーム」での訪問です。
待ち合わせ時間が近づいても、ケニーさんが現れない…??と思っていたら、東武東上線のなかで、たまたまのぶさんと遭遇して、おしゃべりしているうちにうっかり乗り越しちゃったのだそうです(笑)。
こちらの施設は午前中、10時からのスタート!
支度をしながら今回のプログラムについて確認しました。ステップもいいけれど、ボランティアメンバーと組んで「ただ歩く」だけなら、もっと多くの方に抵抗なく参加していただけるのではないか、と今回はそんなトライアルも行うことになりました。
こちらの施設は3フロアあり、今日は2階の方が来てくださいました。今回が2回目のタンゴセラピーで何人もの方々から「楽しみに待っていたのよ」という声をかけていただき、とても嬉しく思いました。
「タンゴの人たちでしょ?」「また来てくれたのね」という声も飛び交って、私たちもくつろいで楽しむことができました。
いつものようにストレッチから活動を進めて手タンゴの時に、驚くことが起こりました。最初にご挨拶したときには全く反応がなく、表情も虚ろだった女性のご入居者さまが、ボランティアメンバーのかよさんと手をつないで腕を伸ばしたり揺らしたり、明るい表情で動いていらっしゃるのです。プログラムが進むにつれて、このご入居者さまの表情はどんどん和らいでいきました。
休憩時間にはタンゴダンスのデモを見ていただき、そのあとは皆さまのダンスタイムです。立位が難しい方とは手を取って「ラ・クンパルシータ」に合わせて手を動かし、足踏み。「歩けるわよ」とおっしゃる方とはしっかり腕をとってサロンをひと回り。昔「覗いた」ダンスホールの話…たぶん中に入る勇気がなくてのぞき込んでいらっしゃったのだと思います。「今日は踊れてよかったわ」と嬉しそうに話してくださいました。
今回も、ご主人さまがタンゴのバイオリンを弾いていた、というご入居者さまが参加してくださっていて、そのころの話をのぶさんに聞かせてくださったそうだす。ほかのご入居者さまは「私も、のぶさんなのよ!」と声をかけてくださったそうで楽しい輪が広がりました。
8月生まれのご入居者がお二人いらっしゃったので、ハッピーバースデーの歌をプレゼントし、そして恒例の「タンゴセラピー体操」へ。
壁に綺麗な花火の貼り絵がはってあったので、今回の決めポーズは「花火」に決まりました。打ち上げ花火が上がって、空で花開くイメージです。バッチリ決まりました。
そして、皆さんとアブラッソでご挨拶タイム。途中から加わった車椅子のご参加者さまも、笑顔でアブラッソしてくださいました。
あとでスタッフの方にお尋ねしたら、最初は反応が薄かった女性は、まだ入居されて間もなくて、会話もあまりなさらなくて少し心配して見守っていたのだそうです。手をつないだり手拍子をしたり、明るい表情で話しかけてくださったり、私たちが帰るときに、エレベーターに向けて大きく手を振ってくださるご様子に、とても驚いたとのことでした。私たちも嬉しくなりました。
ご参加下さいましたご入居者の皆さま、そしてスタッフの皆さま、ボランティアの皆さま、ありがとうございました。
活動プログラム
* 自己紹介
* ストレッチ
* 手タンゴ
* リズムエクササイズ
* デモンストレーション(ケニー&まりこ)
* ステップ練習
* ダンスタイム
* タンゴセラピー体操
* アブラッソタイム
* ご挨拶
第4回
・入居者様参加者 30名(車椅子ご利用者20名)
リ−ダ−:ケニー
アシスタント:かよ、のぶ、まりこ
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