【2023/9/2(土)活動報告@池袋えびすの郷】
まりこです。
今日は、介護老人保健施設『池袋えびすの郷』での5回目、土曜日の訪問は初めてです。リーダーのケニーさんとかよさん、私まりこに加え、ハンズオン東京から3名の若者がご参加くださいました。ネパールから来た高校生のお二人は夏休みは終わったけれど土曜日で学校が休みだから来てくださったとのこと。もうお一人の女性は3年前から日本でお仕事をしているおしゃれで素敵な方です。
こちらの施設は午前中、10時からのスタート!
若手の皆さんは初参加なので、ケニーさんからご入居者さまが安全に楽しむためのレクチャーを。アルゼンチンタンゴでは「歩く」ことがとても大切なので、ご高齢者に楽しんで歩いていただきながら、身体の機能向上、モチベーションアップなどいろいろな効果が期待できる、という話もしていただきました。
施設には3フロアあり、今日は3階の方が来てくださいました。今回が初めてなのに、多分、スタッフの方たちから話を聞いていらっしゃったのだと思います、最初から「楽しみに待っていたのよ」という声をかけていただき、とても嬉しく思いました。
いつものようにお一人ずつにご挨拶、そしてストレッチから手タンゴ、リズム体操。皆さんの表情はどんどん和らいでいきました。麻痺があって片手しか動かせないとおっしゃるご入居者さまは「拍手できないのよ、ここを叩けばいいわね!」と車いすのひじ掛けを叩いてリズムをとってくださいました。「膝が痛いから歩けないのよ」とおっしゃる方とは両手でリズム体操をご一緒しました。「出来ないこと」を嘆くのではなく「出来ること」を見つけて楽しもうというお気持ちがとても強くて、そのエネルギーに私たちも胸が熱くなりました。
休憩時間にはタンゴダンスのデモを見ていただき、そのあとは皆さまのダンスタイムです。立位が難しい方とは手を取って「ラ・クンパルシータ」に合わせて手を動かし、足踏み。「歩けるわよ」とおっしゃる方とはしっかり腕をとってサロンをひと回り。社交ダンスを長年やっていて「歌が大好き」とおっしゃるご利用者さまは、ケニーさんとタンゴの組み方(アブラッソ)でサロンをぐるりと回って「本当に楽しかった…こんな楽しいことは滅多にないのよ~」と…
スタッフの方によると、男性のご利用者さまのお一人はウクレレなどの楽器を弾いていらしたのだそうです。はじめは少し疲れた表情をしていらしたのに、途中からは素敵な笑顔で音楽を楽しんでくださいました。
今回初めて参加したネパールから来たグルグさんとカドカさん、そしてアメリカから来たダフニーさんは「モテモテ」でした。日本語がお上手なこともあり、ご入居者さまにしっかり手を握られて話し込んでいらっしゃる姿はとても感動的でした。
そして、皆さんとアブラッソでご挨拶タイム。途中から加わった車椅子のご参加者さまも、笑顔でアブラッソしてくださいました。今回も、私たちが帰るときにエレベーターに向けて大きく手を振ってくださり、名残り惜しい気持ちでいっぱいになりました。
ご参加下さいましたご入居者の皆さま、スタッフの皆さま、そしてボランティアの皆さま、ありがとうございました。
活動プログラム
* 自己紹介
* ストレッチ
* 手タンゴ
* リズムエクササイズ
* デモンストレーション(ケニー&まりこ)
* ステップ練習
* ダンスタイム
* アブラッソタイム
* ご挨拶
第5回
・入居者様参加者 28名(車椅子ご利用者20名)
・ボランティア6名
リ−ダ−:ケニー
アシスタント:かよ、まりこ
ハンズオン東京より
カドカさん🇳🇵
グルグさん🇳🇵
ダフニーさん🇺🇸
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