【2023/9/7(木)活動報告@音羽えびすの郷】
まりこです。
本日は10回目の活動となる介護老人保健施設『音羽えびすの郷』へ、リーダーのケニーさんとアシスタントのみちこさんと私まりこ、ハンズオン東京からはオーストリアから来たユリアンさんと中国出身、アメリカで生活をしていたシンさんが参加してくださいました。
夏休みが終わったので参加ボランティアの年齢層が少し上がりました。ユリアンさんはオーストリアでホームレスの方や認知症を患う方に向けたボランティアをしておられたとのこと、シンさんは英語も日本語も流暢で、待ち合わせの時間に間に合うように慌てて走ってきてくださったとのこと、お二人ともとても誠実なお人柄がうかがわれました。最近参加いただいていた中高生の皆さんとは異なり、人生経験も豊富なお二人ですがタンゴもダンスを基本にしたセラピーも初めてとのこと、いつものように道すがら、プログラムの概要をお話ししました。
こちらは規模の大きな施設なので、フロア毎のご参加となります。ですので月に2回お伺いしていても、前回お会いしたのはかれこれ2か月前。今日は8階の皆さまが参加してくださいました。
まずはお一人ずつに自己紹介をしてから、いつものストレッチのスタート。ストレッチ体操から手タンゴへと、お隣の方と手をつないで、皆さまだんだん表情がほぐれて、笑いや笑顔が見られるようになりました。シンさんと手をつないだ女性のご入居者さまも、最初は硬い表情だったのですが、次第に表情がほぐれて、楽しそうにリズムを取ってくださいました。
ユリアンさんは男性のご利用者さまのお隣で手タンゴ。少し疲れた様子のご利用者さまを心づかって、優しく声をかけている姿が印象的でした。
みちこさんは介護施設でお仕事をしていらっしゃるとのこと。さすがにプロの視点で、後ろのほうでちょっと寂しそうにしていらした方や耳が聞こえにくい方のそばで優しくサポートしていらっしゃいました。私はこういう視点や細やかさに欠けている自分自身のことを反省いたしました。
私が床に膝をついて手タンゴをご一緒していると、お隣で手をつないだ男性のご利用者さまが、ご自分のお座布団を貸してくださいました。「膝に敷いて!」っておっしゃって…
この方は交通事故で身体を傷めてしまったのだそうです。つらい経験をお持ちなのに、あるいはお持ちだからこそ他人にこんなにやさしい思いやりを示せるのだと思うと、感無量でした。ありがとうございました!
休憩時間のあとはダンスタイムです。
立位で出来る方、座位の方、車椅子の方それぞれご自身に合ったやり方でリズムを取りながらステップを踏んでいらっしゃいました。足の痛い方も、両手でリズミカルに楽しんでくださいました。
9月生まれの方がお二人いらっしゃいましたので、ケニーさんと素敵なバースデータンゴを踊っていただきました。「本当に楽しかった!」と言っていただけました。笑顔が溢れていました。
恒例「タンゴセラピー体操」の最後の決めポーズは、皆さんに提案していただくことにしているのですが、先ほどバースデータンゴを踊ってくださった方が「ガッツポーズ」をご提案くださいました。初めてのダンスを見事踊りきって「ガッツ!」、皆さんとチャレンジしてみました。ばっちり決まりました!
そしてアブラッソでご挨拶をして、参加してくださった皆さまに感謝の気持ちを伝えました。今回も、国も言葉も年齢の壁も超えて音楽に合わせて手を繋いで笑顔で踊って、とても素敵な特別なコミュニケーションだと嬉しく感じました。
ご参加くださったご入居者の皆さま、ボランティアの皆さま、スタッフの皆さま、ありがとうございました!
活動ブログラム
・対面ご挨拶
・ストレッチ
・手タンゴ
・リズム運動
・休憩(バースデータンゴ:ケニー&ご入居者様、タンゴダンスデモ:ケニー&まりこ)
・ステップ練習
・ダンスタイム
・アブラッソでご挨拶
第10回
・入所者さま参加者 18名、(車椅子の方10名)
リ−ダ−:ケニー
アシスタント:まりこ
ボランティア:みちこさん
Hands-on 東京より:ユリアンさん(オーストリア)、シンさん(中国出身・アメリカで生活)
次回の活動は9月21日(木)となります。
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