ケニーです。


今日は、介護老人保健施設『池袋えびすの郷』での6回目となる活動でしたが、初の通所施設での活動。今までは、外部との交流がほとんどできない入居者様との活動でしたが、とても好評をいただいたこともあり、同施設の通所の方にもご紹介いただき、今回が初の活動となりました。今回はHands-on東京からのご参加者はおらず、予定していたセラピストメンバーも2人が夏風邪などでおやすみでしたが、いつもご参加くださっているえみさんとまりこさんが活動を支えてくださいました。
最寄駅から１０分ほど歩くのですが、本日は曇り空で少し涼しかったこともあり、体力を温存して施設に到着することができました。

会場に到着すると、通所にご参加されている皆さんは、麻雀組とタンゴ組に分かれていて、麻雀の方は主に男性の方がご参加されていらっしゃいました。


タンゴの方にお集まりの皆様も、入居施設の皆様とは違い、少しみなさん固い雰囲気がしましたので、最初は、みなさんにタンゴの質問をしてみたところ、やっぱり曲を聴いていた方や踊りを見たことがある方は多く、お一人の方は、社交ダンスの経験があるとのことで、楽しみにされていたとのことでした。


今日は少し順番を変えて、最初にまりこさんと一曲踊らせていただき、それからプログラムに入りました。
音楽をかけると後ろの方で職員さんが音楽に合わせてノリノリに踊っている姿が見えました。こちらの皆さんは明るい方が多いのかなあと、ダンスをしている職員さんを見て思いました。

座位のプログラムが終わり、立位のプログラムの前にバースデータンゴを行いました。
9月生まれのご利用者様は、尿カテーテルをつけられている方で、ご自身のシルバーカーにつなげられていましたが、セラピスト２人で協力してまりこさんに後ろからそのシルバーカーを押してついてきてもらい、私はチューブが引っかからないよう細心の注意をしながら、一緒に踊りました。
その方は大変喜んでくださり、その後みなさんでバースデーソングも歌い、とても素敵な時間になりました。


その後のダンスタイムも、みなさんとても積極的でしたが、後ろの方の列で参加されていらした男性のご利用者様は、まだ気が乗らない様子で、みなさんの踊る様子を眺めてらっしゃいました。


最後のタンゴセラピー体操の時には、最初に元気よく踊られていた職員さんにポーズのアイデアを聞くと、すぐにアイデアが思い浮かんだようで、体操選手が最後に決めるような、両手をビシッと斜め上にあげるポーズのアイデアをくださいました。そしてみなさんで、さあ始めましょう！という時にです。一人の方が、「私は立ってやりたいわ！」と言ってくださいました。その言葉に職員さんは驚かれたようでしたが、止めることはせずに、その方の近くについて、見守られていました。そして体操スタート！
私はその方のバランスのことを考慮し、できるだけ大きな重心移動や、早い動きが少なくなるように内容を調整しました。

そして無事、多少のフラつきがありながらもその方は最後まで立って体操をされました！一緒についていた職員さんも、時折腰のあたりをサポートしながら、危なげなく最後のポーズもバッチリできて皆で揃えることができました。

ご参加下さいましたご入居者の皆さま、スタッフの皆さま、そしてボランティアの皆さま、ありがとうございました！

活動プログラム
* 自己紹介
* デモンストレーション(ケニー＆まりこ)
* ストレッチ
* 手タンゴ
* リズムエクササイズ
* ステップ練習

* ダンスタイム
* タンゴセラピー体操
* アブラッソタイム
* ご挨拶

第6回
・入居者様参加者　20名（車椅子ご利用者6名）
・ボランティア3名

リ−ダ−：ケニー
アシスタント：えみ、まりこ