【2023/9/26(火)活動報告@デイホーム笑み】
まりこです。
今日は、四谷三丁目から徒歩5分のデイサービス施設、「デイホーム笑み」へ。Hands-on東京から中国出身で日本在住10年のタンさん、セラピストのまさみさん、えみさんと私まりこ、そして今回は飛び入りで、オーストラリアから来たアランさんとブレッドさんが参加、国際色豊かな活動になりそうです。
私たちの訪問するデイサービス施設はいくつかあるのですが、こちらは少人数制で、ご利用者さま、スタッフの皆さんがいつも全員ご参加くださるというとても一体感のある活動となっています。
施設に到着すると、気づいた方たちが私たちに手を振って出迎えてくださいました。テレビからはアルゼンチンタンゴのダンス動画が流れており、もうすでに皆さん気持ちはすっかりタンゴの準備ができている様でした。
控室で、まずはケニーさんから安全レクチャーがありました。特に今回のようにご利用者さまの人数に対してボランティアメンバーが多いとご利用者さまは体力を消耗してしまう可能性があるので、疲れ具合について配慮しながらお誘いするようにというお話もありました。
そしてサロンへ。皆さまの輪の中に入り、おひとりずつに自己紹介をして、プログラムがスタート。今回はご利用者さまのお名前も教えていただきました。中には「木村拓哉です♡」なんておっしゃるお茶目な方(しかも女性!)がいらっしゃり、大笑いしました。歌ったり踊ったりすることが大好きな方が多いので、ケニーさんは最初のストレッチから手をつないだ「楽しさ増量モード」で進めていきます。皆さん大好きな「小さな喫茶店(日本のタンゴの名曲です)」の曲が流れると大きな声で歌いながらエクササイズをされる方もいらっしゃいました。
皆さまの疲れ具合を配慮して、今回は少し長めに休憩をとってタンゴダンスのデモは2曲踊ることになりました。まずはケニーさんとまさみさん、続いて私も踊らせていただき、途中で女性のご利用者さまと交代して素敵にワルツを踊りきっていただきました。
そこで、他のご利用者さまから「私も踊りたいわ」とリクエスト!今度はゆったりとしたタンゴの名曲「Por Una Cabeza(首の差で)」をあたたかなアブラッソで踊ってくださいました。「こんなに楽しかったことはこれまでにないわ」と少し涙ぐみながら話してくださいました。
ダンディな男性ご利用者さまがいらっしゃったのですが、デモをご覧になって「最近の女性はあまりハイヒールを履かないよね。昔、仕事をしていた頃は、ダンスホールとかキャバレーとか、踊るところがたくさんあってね、よく踊ったんですよ~。一度、あなたのそのハイヒールみたいな靴で足を踏まれたことがあってね、いや~目から火が出るほど痛かった(笑)。よく遊んだなあ、楽しかったですよ。」大切な思い出を話してくださって、私はとても嬉しかったです。
このように休憩時間にとても盛り上がったのですが、このあとはさらにダンスタイムで最高潮に達しました。スタッフの方々も加わって、皆さんフロアいっぱいに広がって踊ってくださいました。初参加ボランティアメンバーのタンさん、アランさん、ブレッドさんはいずれもタンゴの経験はないとのことでしたが、しっかりとご利用者さまを支えて楽しそうに話したり笑ったりしながらステップを踏んでくださいました。あとでアランさんは「日本語はわからないけれど、何か話しかけてくれていて、僕はただ聴いているだけだったけれど、その方は少し涙ぐんでいて、僕もとっても感動した」と感想を話してくれました。
楽しいことや驚くことが折り重なって、1時間とは思えないほど、充実した活動になりました。きっとその場にいらした皆さん、同じような気持ちだったのではないかと思います。
アブラッソタイムで皆さんと再会のお約束をして、また来たときと同じように手を振って会場を後にしました。
ご参加くださったご利用者さま、スタッフの皆さま、ボランティアの皆さま、今回もありがとうございました!
活動プログラム
* お一人ずつとご挨拶、ご利用者さまからも自己紹介
* ストレッチ
* 手タンゴ
* ステップ練習
* デモ(ケニー&まさみ、ケニー&まりこ、ケニー&ご利用者の女性お二人)
* ダンスタイム
* アブラッソでご挨拶
第11回
参加ご利用者さま:9名(車椅子のご利用者さま1名)
リーダー : ケニー
アシスタント:まさみ、えみ、まりこ
ボランティア:アランさん、ブレッドさん(オーストラリア出身)
Hands-on東京より:タンさん(中国出身)
★★★新宿区での活動は、新宿区社会福祉協議会様に御後援頂いています。★★★
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