【2023/11/9(木)活動報告@澄水園(障がい者支援施設】
まりこです。
今日は、小平にある「澄水園」(「ちょうすいえん」と読みます)の活動に参加しました。こちらは「社会福祉法人黎明会」が運営する障がい者支援施設で「生活上、支援が必要な知的障害を持つ方々」が入所しておられます。同じ敷地内には南台病院と「黎明寮」という救護施設もあり大規模です。
入り口を入ると、数人で体操をしているグループの方々が挨拶してくださいました。さらにエレベーターの方に進むと、ニコニコしながらベンチに座っている方、ちょっと心配そうな顔をしている方、少しうつむいている方...いろいろな表情の方がいらっしゃいます。エレベーターを待っていたらケニーさんを見つけて嬉しそうにアブラッソ(スペイン語でハグの意味)をしてくださる方も。嬉しい歓迎です。
会場に案内していただき、靴を履き替えて準備をしている間に、施設のスタッフに伴われて次々にご利用者さまが到着。15人くらいかな~と予測していたのですが、どんどんご参加者は増えて、30名を超す方々が集まってくださいました。
おひとりずつとのご挨拶も、いつもお伺いしているご高齢者の施設とは少し違います。アブラッソが大好きな方もいらっしゃれば、目を合わせるのが難しい方もいらっしゃいます。ずっと動いている方、手元で何か作業を続けている方、本当に千差万別です。
ご挨拶と自己紹介を終えて、大きな深呼吸からストレッチへ。「みんなで揃って何かをする」ことが不得意な方がいらっしゃるので、全体のストレッチ体操は早々にして、おひとりずつ誘って、会場の真ん中で手を取りあって踊ります。「踊りたい方いらっしゃいますか~?」と声をかけると、次々に手があがり、立ち上がる方もいらっしゃいます。今回のボランティアメンバーはリーダーのケニーさんと私まりこの二人だけだったので、多くの皆さまと踊ろうと大奮闘。スタッフの方が次々にダンス相手を連れてきてくださって、ミロンガ(アルゼンチンタンゴのダンスパーティー)でもこんなにモテたらいいのに、と思いました(笑)。
いつものご高齢者の施設では、休憩時間を設けてダンスのデモを見ていただくのですが、ここには「わたしが踊りたいの!!!」とはっきりご自分の気持ちを話してくださる方がおられました。ダンスやエクササイズが大好きで、嬉しさやエネルギーで顔が紅潮してきた方もいらっしゃいました。もちろん、他人と触れ合うのが苦手、アブラッソも好きじゃない、という方もいらっしゃいます。どちらもそれぞれ、そのままで、それがよい…と感じました。
ステップができる方とは、何種類かのステップを。足腰や体幹がしっかりした方にはアメリカーナの組み方が好評でした。ステップが難しい方とはただ音楽に合わせてアブラッソして歩きました。大げさに聞こえるかもしれませんが、「生命」そのものを抱きしめているようなアブラッソでした。
そしてそのまま、最後のご挨拶。おひとりずつと、それぞれの方が心地よいスタイルでのご挨拶をしました。「また来てね~」という言葉をたくさんいただき、帰りがけには玄関から手を振ってくださる方々もいらっしゃいました。
参加してくださった皆さま、ありがとうございました。施設のスタッフの方々も積極的に参加してくださり、ご利用者様への愛情の深さを感じました。ありがとうございました。
第7回
参加者:30名以上
リーダー:ケニー
アシスタント:まりこ
プログラム
・ごあいさつ
・ストレッチ
・ペア歩き、ダンスタイム
・ストレッチ体操
・アブラッソ・握手、目を合わせるなど、好きなスタイルでのご挨拶
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