【2023/11/16(木)活動報告@ラヴィーレグラン四谷】
ケニーです。
今日は、セラピストのえみさん、まりこさんとラヴィーレグラン四谷に訪問してきました。
こちらの施設は有料老人ホームで、ご参加希望の方がお部屋から降りてきてご参加くださるのですが、今回も初参加のご利用者様が体験に来てくださいました。
開始前ミーティングで新しい方の身体状況などを聞くと、全体的に普段の生活がゆっくりな動作のため、ご本人のペースで、できるときだけ参加するというのがいいということ。こうした普段から参加者の身体状況を見ている職員さんの話はとてもためになります。その情報をメンバーでシェアして活動開始。
最初は、今日の私たちのメンバーを紹介して、それからお一人お一人とご挨拶。
この時に、たくさんの方が私たちを覚えてくれていたことがわかります。また、その日の体調等についても会話だけでなく、みなさんの表情から伝わってきます。この午後の時間帯は、食事後の時間帯ということもあり、少し眠たそうにされている方も時々いらっしゃいますが、今回は皆さんお元気そうにされていました。
最初はストレッチ。わかりやすい動きで、上半身から下半身へと身体をほぐしていきます。特に肩周り、肋骨を大きく動かして、タンゴセラピーの間に呼吸が大きくできるように。そして、足首をしっかり動かして、つまずきがないように準備をしました。
この時すでに、元舞踏団でムードメーカーのTさんの動きは、私たちボランティアメンバーよりも大きくハキハキとしていて、Tさんがみんなを教えているかのようなエネルギーを出されていました。
それから、手を繋いで行う「手タンゴ」を行いました。こちらは手を繋ぐことで、お隣に座る肩同士のコミュニケーションに繋がるだけでなく、アルゼンチンタンゴ特有の「相手を感じる」ということにも繋がるため、いつも隣の方の体温は暖かいですか?などと、触れ合った時の感覚を意識してもらいやすいように工夫しています。
だんだん身体が温まってきたところで、リズム運動へ。手拍子や足踏み、今回は肩の動きも使ってタンゴのリズムを楽しみました。私たちの普段の生活の中にも「呼吸、心拍、咀嚼、歩行」などといった自然に行われているリズムがありますが、タンゴセラピーの時には、アルゼンチンタンゴのリズムを意識しながらしっかりと音楽に乗って身体を動かしていきます。
それからいよいよダンスタイムへ。
アルゼンチンタンゴの基本は、「歩くこと」。まずは座ったままで歩くことを意識しながら足踏み、そして横へステップする簡単な8カウントの動きを覚えます。その後で、各参加者の身体の状況に合わせながら、「座位・立位(移動なし)・立位(歩く)」の3種類のやり方でペアで音楽に乗って踊ります。
この時、ボランティアメンバーがご利用者様のバランス感覚をサポートすることができるため、普段杖や歩行器を使って歩いている方も、安心して踊ることができます。
今日のダンスタイムには、いつもエネルギーの余っているTさんと、一曲踊らせていただきました。アブラッソで相手の人と踊っていると、もう年齢は関係ありません。二人で一緒に音楽を聴き、お互いの動きを感じながら呼吸を合わせて一緒に音楽に乗っていく。Tさんのダンス後の笑顔はいつも以上に輝いていました。
最後のアブラッソタイムでは、みなさん力強いアブラッソでお互いに感謝を伝え、そして再会の約束をしました。ご参加くださった皆様、ラヴィーレグラン四谷の皆様、ありがとうございました!!
活動ブログラム
・対面ご挨拶
・ストレッチ
・手タンゴ
・リズム運動
・休憩(デモ:ケニー&まりこ、Tさん&ケニー)
・ステップ練習
・ダンスタイム
・アブラッソでご挨拶
第6回
・入居者様参加者 8名
リ−ダ− ケニー
アシスタント えみ、まりこ
次回の活動12月21日(木)となります。
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