のぶさんです。
今日は、兵庫県パーキンソン病友の会阪神ブロック、常楽庵タンゴの会の皆様のところへ伺いました。この活動も今回で21回目となりました。
今回は利用者様4名とボランティア7名の合計11名。嬉しいことに、フランスからプロダンサーのパトちゃん(Patrick)とみを子さんが来日されたので参加してくれました。
恒例の皆さんの近況報告。難病医療講座でタンゴが紹介されたこと、ブラインドマラソンを始めたこと、ブラインドダンスで優勝したこと、海外でのDJの話、ウルトラマラソンに挑戦していること等々、皆さん忙しい毎日を送っておられます。
次に、車座に座ったままで「指運動」、「軽くストレッチ」、「手タンゴ」。
全員で立って「力を抜いたアブラッソ」に挑戦。みんなでいろいろと工夫しますが、フランス人のパトちゃんのアブラッソは、非常に柔らかく自然でした。(日本人はやはり力が抜けない・・・・)
準備が出来たところで、今日はパトちゃんによる特別レッスン。パトちゃんのフランス語をみを子さんが同時通訳をして、日本語で伝えるという少し手間でしたが、楽しくやることができました。テーマは、「すくみ足を和らげる方法」。
前に出そうとする足に意識を集中するのではなく、前に行くという「意識」を持つことが大事。
ダンスのリードも同じで、腕で押したり、体を押し付けたりするのはリードではなく、相手に「Envoyer de l’energie(エネルギーを送る))」ことを考えて踊ればよいとの事でした。だから、手放しでもリードができると、みを子さんと頭をつけただけで手を組まずに軽く踊っていただきました。最後に、全員一人づつパトちゃんに踊っていただき、それを体験しました。
パトちゃんの説明に頻繁に出てくる「エネルギー」という表現に、意識、意思、思い、愛情を感じました。
※あとで聞きましたが、日本語の「エネルギー」は、科学的意味が強いですが、フランス語では気力、精力、精神力と言う意味合いが強いそうです。
毎回参加される女性は、「重心の移動はPDにとって大事です。その意味で今日のレッスンは役に立ちました。」とのことでした。 また、ブランインドダンスを指導されている方は、「パトちゃんの体重移動の説明は実に説得力のある説明で引き込まれました。自分のレッスンの時に使わせていただくわ。」と、みなさん、それぞれ得たものがあったようです。
セミナーが終わって、パトちゃん曰く、この活動は「Tres bien(トレビアン)!」だったそうです。
最後に、再び全員でお互いにアブラッソをして今回の活動を終えました。参加していただいた方々、ありがとうございました。
第21回
全参加者11名
リーダー のぶさん
アシスタント ケイティさん、マリアさん、みかさん
ゲスト パトちゃん(Patrick)、みを子さん
ボランティア アーロンさん
次回開催 12月20日(土)常楽庵
※11月23日(日)は、パトちゃん、みを子さんと皆さんで三ノ宮バリアフリーミロンガに行く予定です
*日本タンゴセラピー協会は、リコー社会貢献クラブ「Free Will」様に応援していただいています!