【2025/2/21(金)活動報告@北区パーキンソン病友の会】
ケニーです。
今日はえみさん、まりこさんと一緒に、北区パーキンソン病友の会「タンゴ同好会」の皆様のとの活動へ行ってきました。 会場は昨年末に伺った、滝野川会館。 区の施設ですが、とても広々していて素敵な会場です。
会場に到着するとみなさんが少しずついらっしゃって、受付後に名札をつけられていたのですが、3名の方が、「〜くん」という形で普段呼ばれている愛称で名札を書いてくださったことがとても嬉しかったです。
こちらの活動は、時間を2時間とって休憩を入れながらゆったり進めています。
まずは皆で小さめの輪を作って椅子に座り、簡単な自己紹介から始めました。車椅子でお越しの方も2名いらっしゃったのですが、お二人ともなかなか声を出すのが難しく、順番が来ると、少しずつ、少しずつご自身の呼吸と発話のペースをコントロールしながら、ご挨拶をしてくださいました。その時、皆さんがじっと話を聞こうととしているのが空気から伝わってきて、胸が熱くなりました。
自己紹介の後は手タンゴ、リズム運動と座位のまま進め、音楽と共に手を取り合ったりハイタッチをしているうちに、だんだんと会場の空気も、そして皆さんの表情も柔らかくなっていきました。
そして次のペアになって歩くプログラムのペアチェンジの際には、タンゴのお誘いの時に使うカベセオの練習のように、「目を合わせること」を意識していただきました。最初は慣れないことに少し緊張感もでるかと思いましたが、もうその頃には皆さん打ち解けられて、カベセオを楽しまれている様子でした。
あっという間に1時間が過ぎ、一度皆でテーブルを囲んで休憩をとりました。
その時にお一人の車椅子を利用してご参加された方の奥様が、「夫が今日はパーティーだからと昼から嬉しそうに言っていて・・」と言われ、ハッとしました。まだ2回目のこの活動をそんなにも楽しみにしてくださっていたんだと。
もうひとりの車椅子をご利用の方も、最初は1時間しか持たないかもと言われていましたが、とても積極的に立位でご参加され、後半もまだまだ大丈夫と、来られた時よりも目の表情が笑顔になっていました。
後半は、歩きのステップに簡単なおまけをつけたり、リズムを変えたりしながら、ペアチェンジをし、皆さんの様子を見ながら進めていきました。
皆さんが試行錯誤しながら、お互いに思いやりを持って相手に接している様子を見ていると、どんどんこちらもモチベーションが上がってきます。自然と皆さんへの声かけの声量も上がってしまいました。
最後に皆さんで最初と同じように輪になって座り、恒例の感想シェアの時間には、
「最初は誘われて付き合いできたけれど、今回は自分から楽しみたくて来ました」
「皆さんの笑顔が見られてとても嬉しかったです。」
「2時間持つかわからなかったけれど最後まで踊れて楽しかった。」
などなど、嬉しいコメントをたくさんいただきました。
その時のお一人の方のリクエストで、私とまりこさんで一曲踊らせていただきました。そして、その後にアブラッソタイムで皆さんにご挨拶をして、今回も2時間では足りないくらいの濃い時間を皆様と過ごしました。
ご参加くださいました、北区パーキンソン病友の会、タンゴ同好会の皆様、ありがとうございました!!!!
次回は3月14日(金)となります。
参加ご利用者様 13名
(車椅子でお越しの方2名)
リーダー ケニー
アシスタント えみさん、まりこさん
次回開催 3月14日(金)
*日本タンゴセラピー協会は、リコー社会貢献クラブ「Free Will」様に応援していただいています!
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