【2025/5/12(月)活動報告@そんぽの家 鶴之荘】
ケニーです。
今回、兵庫県川西市にある「そんぽの家 鶴之荘」へタンゴセラピスト講座を受講された皆様と一緒に訪問してきました。午前中にみっちり実技講習をしたメンバーでの訪問でしたが、受講生のほとんどは、施設訪問が初めてということもあり、緊張感が見えました。また今回初めて、視覚障害をお持ちのリッキーさんとパンダさんも一緒にこの講座と訪問活動にご参加くださいました。お二人はブラインドダンスをされていて、そのペアのワコさんとみかさんも一緒にサポートとしてご参加くださいました。
訪問した施設では、SOMPOケアグループを通じて、私たちの活動を知ってくださっていました。会場に到着し、先に席に付かれていた皆様にご挨拶すると、「タンゴは昔踊っていたのよ。」とか、「踊るのは大好きよ」とか、この後の活動が楽しみになるコメントをたくさん頂きました。
準備が整いプログラムがスタート。
まずは自己紹介をして、お一人ずつと対面でご挨拶をするのですが、視覚障害を持つ二人にはしっかりとペアの方が付き添って、相手の場所や手の場所などがわかるようにサポートされていて、その様子を見ているだけでも心が温かくなりました。
予想通りタンゴの曲が好きな方がとても多かったようで、手タンゴやリズム運動の際にはみなさんとてもノリが良く、最初の準備運動の段階で、会場の空気が温かくなっているのを感じました。
時間が30分回ったところで一度水分補給の休憩を取り、そこで今月生まれの方のお祝いをしました。
そして、今回ご参加されているブラインドダンスをされているふたペアにデモをお願いしたのですが、なんと、曲が始まると、お一人の男性ご利用者様がボランティアメンバーのケイティさんをダンスに誘われ、フロアに出て一緒に踊り始めました。後ほどケイティさんに聞いたのですが、「後で踊りましょうかとお伝えしたところ、今じゃないと意味がないよというとてもポジティブな言葉をいただいた」とのことで、大柄な方でしたので私も職員さんも慎重に見守っていたのですが、最後(半曲)までしっかり踊られて、ブラインドダンスのふたペアと一緒にみなさんから拍手喝采でした。
その様子を見たのもあったのか、その後のステップ練習、ダンスタイムでは、みなさんが本当によくご参加され、踊りながら青春時代の話をしてくださる方もいらっしゃいました。
当初初めてのため心配していた視覚障害をお持ちのパンダさんトリッキーさんも自然に皆様とふれあい、踊られていました。その二人をサポートするみかさんとわこさんがまた、とても素敵でした。
活動後、施設職員さんより、
「入居者様、職員ともすごく楽しく、アクティビティに参加されても普段は少しの時間で立ち上がり落ち着きなく過ごされている方も昨日はずっと参加され、ダンスもされていました。他の方もいつも以上に表情もよく、活気もみられました。人と触れ合い、体を動かすことで心身も健康になられたと思います。」
と嬉しいご感想をいただきました。
ご参加くださった皆様、そしてそんぽの家 鶴之荘の皆様ありがとうございました。
活動プログラム
・メンバー紹介
・対面ご挨拶
・ストレッチ
・手タンゴ
・リズム運動
・休憩(パフォーマンスタイム)
・ステップ練習
・ダンスタイム
・メンバー挨拶
・アブラッソタイム
第1回
リーダー:ケニー
アシスタント:ケイティさん、ワコさん
セラピスト講座受講生:パンダさん、リッキーさん、みかさん、りょうさん
施設ご参加者:20名
自治体・施設の方へ