【2026/6/27(土)活動報告@ケアタウン茶山】
~「ただいま」と言いたくなる場所で ――ケアタウン茶山さんで深まるタンゴセラピーの時間~
6月27日(土)、ケアタウン茶山さんでタンゴセラピーを行いました。
今回は、福岡大学の学生8名、タンゴセラピストを含むタンゴ愛好家5名、計13名での訪問となりました。 学生のうち7名が初参加だった為、施設に到着してからは、まず安全面やご利用者様との関わり方について、しっかりとレクチャーを行いました。 初めて参加する学生たちには少し緊張もあったと思いますが、会場に入ると、その空気はすぐにほどけていきました。
ケアタウン茶山さんには、これまで何度も訪問させて頂いています。 そのためか、会場に入った瞬間、思わず「ただいま」と言いたくなるような、温かいお出迎えがありました。 ご利用者の皆さまと再会を喜び合い、初参加の学生たちも自然とその輪の中に入っていきました。 回を重ねることで、少しずつ心の距離が近づいている。 そのことを、活動の始まりから強く感じました。
今回、私がリーダーを務める手タンゴでは、少し新しい試みを行いました。 会場が広く、ご参加の人数も多い為、私が円の中心に立つだけでなく、両端にもセラピストに立ってもらい、3人で動きを伝える形にしました。 音楽に合わせて動きをレクチャーしながら、それぞれの立ち位置から届く範囲で、お一人お一人の目をしっかり見ること。 目と目が合うことで、「今ここで一緒に踊っている」という実感が生まれ、踊る意欲が少しずつ引き出されるのではないかと思い試みました。
実際に、目が合った瞬間に表情がふっと変わったり、手の動きが少し大きくなったりする場面がありました。 小さな変化ではありますが、その一つひとつが、とても大切な応答のように感じられました。
ダンスタイムでは、立って踊る方、座ったままリズムを感じる方、手を取り合って笑顔になる方など、それぞれの形でタンゴを楽しんでくださいました。 最後のアブラッソでは、以前よりもさらに深いところで包み込まれるような感覚があり、積み重ねてきた時間が、その一瞬の中に流れ込んでくるようでした。
活動後の振り返りでは、学生たちから「幸せ」「温かい」という言葉が、次々に出てきました。
「ご利用者さんから、自分のおじいちゃん、おばあちゃんと同じくらいの愛が伝わってきて、人ってこんなに温かいんだと思いました」
「ボランティアをしに来たつもりが、自分の方が癒されました。作り笑いではなく、本当の笑顔が自分から溢れてきて、幸せをたくさんもらいました」
「“可愛いね”“頑張ってね”と声をかけてくださって、日々の疲れが癒されました」
誰かのために来たはずの学生たちが、気づけばご利用者様からたくさんの温かさを受け取っている。 そのことが、今回の振り返りの中でとても印象的でした。
また、学生たちは温かさだけでなく、多くの気づきも得ていました。 反応の仕方はお一人お一人違うこと。 踊りたい方なのか、どこまで動ける方なのかを見極める難しさ。 マスク越しで意思疎通が難しい場面では、声のかけ方を工夫する必要があること。 そして、リーダーが動きを伝えている時に、その場で足を動かしている方は、もしかすると「踊りたい」という気持ちを表しているのかもしれない、という発見もありました。
最近の活動では、経験者のメンバーから「今回が一番雰囲気が良かった」という声を聞くことが増えてきました。 毎回、改善点はあります。けれど、少しずつ工夫を重ね、大切にしたいことをぶらさずに続けてきたことが、会場全体の安心感につながっているのかもしれません。
回を重ねるほどに、心を開くまでの時間が少しずつ短くなっていく。 再会を喜び合い、目と目を合わせ、手を取り合う中で、最後には「幸せだった」「温かかった」という言葉が残っていく。 ケアタウン茶山さんでの時間は、訪問するたびに少しずつ深まり、温かな絆へと育っているように感じます。
今回のメンバー タカミさん、カアイさん、ケイジさん、サトシさん、ヤスコ。 (以下学生)イタハラさん、イロハさん、タイセイさん、ナナハさん、ヒナさん、ヒナタさん、ホノカさん、ユウタさん
★活動は皆さまのご支援により支えられています。ご寄付のご協力をお待ちしています。
https://tangotherapy.net/support.html
★YouTubeインタビュー
https://youtu.be/VFJrF64jiLI
▼申込方法 現状感染対策として訪問人数制限があるため、ご希望の方はお問い合わせください。
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