【2024/11/3(日)特別活動報告〜タンゴセラピー体験会@滝野川会館】
ケニーです。
今日は、午前中の横浜での活動に引き続き、東京・北区滝野川会館で行われた、「北区パーキンソン病友の会」様の総会の後の時間に、「タンゴセラピー体験会」を開催させていただきました。
天気にも恵まれたおかげか、この日の総会参加者は100名を越え、その後の体験会への参加者も、患者様、ご家族様、スタッフ様を含めると50名ほどのご参加者となりました。
会場となった滝野川会館は、バブルの時期にできたそうで、とても立派で広く、50人がしっかり踊ることのできるスペースがありました。
ご参加者の皆様は、タンゴセラピー初体験の方も多く、私たちも皆様の身体の状況がわからない方ばかりでしたので、まずは座った姿勢のまま、出来ることを模索しながら進めていきました。
すると、参加者の中で車椅子をご利用の方はお一人で、座ったままご参加されていた方もセラピストメンバーがサポートに入ると、しっかり立ってご参加されることができました。
まずは手を取り合いながらのストレッチ、そして参加者同士のコミュニケーションを促す手タンゴ、リズム取りの練習をその場で行い、それから重心移動を含めたペアでの動きへ。みなさんが重心移動ができることを確認してから、会場全体を腕を組んでペアで歩いて行きました。
音楽に合わせて「ふたりで歩くだけ」なのですが、これがなかなか難しいんです。
介助者の方やご家族様と一緒にゆったりと歩く皆様からはたくさんの会話が自然に生まれ、とても賑やかなロンダ(歩いている輪)が会場にできていました。
その後は1,2,3のリズムに合わせた歩きをすると皆様とてもハッキリと音に合わせて歩かれたので、何かの行進のように足音が揃ってハッキリ聴こえてきました。そこで皆さんにもう少し繊細な歩きを意識していただき、音を出さないようにチャレンジしていただくと、スイッチをオフにしたかのようにみなさんシーンと、音を立てずに歩かれていて、その変化に驚きました。
会場が熱く賑やかになってきました。ここからは向かい合っての歩きの練習に移ったのですが、中にはご夫婦で「久しぶりに手を握った」と笑顔で話される方もいらっしゃいました。
「歩く」ということに集中していただくために、ペアでの横の歩きと縦の歩きを音楽に合わせて練習した後は、行ったり来たり、揺れるような動きのバイベンのステップを入れながら、皆さんにロンダになってもらって歩きを続けました。
車椅子を利用してご参加されていた方、お一人で参加されていた方にはこちらのセラピストがマンツーマンでついて対応し、会場にいる50名すべての方が、しっかりロンダで歩いている様子は、もうダンスパーティーのようでした。
休憩を挟み90分の体験会でしたが、皆様とても充実した様子で最後までチャレンジされていて、最後の一曲を踊り切った時には自然に皆様から拍手が起きて、その輪が広がっていきました。
最後に久枝さんと一曲踊らせていただき、ご参加者の皆様にアブラッソの説明をして、皆様とアブラッソでご挨拶して、無事にタンゴセラピー体験会を終わりました。
サポートしてくださったえみさん、ジュンさん、そして北区パーキンソン病友の会の皆様、ありがとうございました!!
*日本タンゴセラピー協会は、リコーリース株式会社様、リコー社会貢献クラブ「Free Will」様に応援していただいています!
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